05 Mito

泊まり掛けで知らない街へ行きたいと思い立ち、ひとりスーパーひたちに乗って水戸へいってきた。

大音量でヒップホップを流す服屋の多い街だった。茨城弁が耳に心地よかった。高校生の多い街だった。スタバで、こぎれいな高校生カップルのそれはもう瑞々しい会話を聞いて、少し若くなった。

夜、始めての一人飲み。昼間に見て気になっていたバーは、夜になるとさらに雰囲気が良く、整とんされている感じだった。かなり訛った日本語を話すマスターの茨城特有の自虐ネタでたくさん笑った。茨城の人は、気取ってなくて、気さくで、力が抜けている人が多くて好きだ。
こんな旅の夜が欲しかった。

翌日行った水戸芸術館では、「アーキグラム」という60年代のUKの建築運動の展示を見た。いくつかの昔から見た未来的な空間が気持ちに働きかけて、キングクリムゾンとかかかってて、人が多くなくて、荒んでた無意識がリフレッシュした気がした。
ショップでは優しい音楽が静かにかかっていて、たくさん楽しい物があった。

水戸、すごくよかった。機会があったらいってみて下さいな。

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